ドラえもんの秘密道具を作るプロジェクトがある?

3045816794_99b437102e_z
 

富士ゼロックスは、日本を代表する国民的アニメのひとつ、「ドラえもん」の「秘密道具」作りにチャレンジする「四次元ポケットプロジェクト」を行っています。
これについて知っていたという方はいらっしゃるかもしれませんが、そのプロジェクトがどのように、どこまで進んでいるかはご存知でしょうか?

そんな、富士ゼロックスの夢のような「四次元ポケットプロジェクト」について紹介していきますので、気になっていたという方は見てみてくださいね。

・そもそも「四次元ポケットプロジェクト」とは

14520945367_15170fc6ba_z
まずはどのようなきっかけで始まったプロジェクトなのかというところですが、この四次元ポケットプロジェクトは、複数の企業それぞれの次技術とノウハウを連携させることによって、新たな価値を生み出そうと始まったもの。
1社では不可能のことも、複数の会社が力を合わせることで実現させようというものです。

富士ゼロックスは、四次元ポケットプロジェクトに参加する企業と企業の間をITソリューションによって支援するために、その基板を構築したのです。
設計や製造に関わるドキュメントの情報共有、また修正事項の確認、これらをスピーディーにクラウド上で行えるための基板ですね。

そして、そういった情報共有や修正事項の確認はセキュアな環境で行う必要がありますから、そのためにも富士ゼロックスは万全の基板構築に尽力したのです。

dora1

出典:マーケ人

・実現可能かもしれない秘密道具について

16102673752_5daac4b5f3_z
富士ゼロックスが公式に発表した中でもっとも新しいものは、プロジェクトの第3弾である「室内旅行機」で、もちろんアニメ「ドラえもん」に登場する秘密道具のひとつです。

室内旅行機がどのようなものかと言うと、自室にいながら旅行気分を味わうことが出来るという道具で、球体部分はスイッチを入れることによって360度映像が投写され、リアルな映像から実際にその映像の場所に自分がいるかのような感覚を体験できます。
この秘密道具に憧れたという方も多いかもしれませんね。

開発された室内旅行機は特殊な魚眼レンズを用いることで単焦点の投影を可能にしているのですが、この魚眼レンズというのが世界に数台しかないとっても貴重なもの。

部屋の中に海外の歴史ある街並みや目の前に実物がいるかのような迫力ある動物の姿、普段は見ることが出来ない真下からの打ち上げ花火、といったものを映せるようになっていて、臨場感溢れるビジョンとスピーカーが大きな特徴です。
スピーカーは内蔵式で、音声の演出もプログラム可能となっているんですよ。

さらに、筐体は固定のものではなく回転する上に、表面ではLEDが点滅するということでこの装置そのもののエンターテイメント性も考えられていることが分かります。
見た目はもちろんドラえもんに登場する室内旅行記にそっくりですが、こういったところにオリジナル要素が加えられているというのが面白いところですよね。

また、「オリジナル」というポイントで言えば、原作には登場しない設定ですがこの四次元ポケットプロジェクトの室内旅行機ではリモコンが制作されています。
旅行の行き先を選ぶためのリモコンですね。

dora2

出典:ITメディア

実際に私たちが気軽に使えるようになる、というのはもっともっと先の話かもしれませんが、このように現実に再現されているアイテムがあるのです。
これはとてもすごい進歩であり、未来への大きな希望ですよね。

第3弾であるこのアイテムの前には実際に盤を囲み、対極の相手をしてくれるロボットの「セルフ将棋」、そして「望遠メガフォン」がありました。
こういったアイテムを普通に日常で使用できる日がいつか、くるのかもしれませんね。

dora1

出典:getnews

Pocket