アニメファンが一度は憧れる「聖地」
日本を代表するカルチャーのひとつであるアニメの中には、実際に存在する地域や建物がモデルとして登場することが珍しくありませんが、そういったスポットなどはそのアニメのファンたちから「聖地」と呼ばれ観光の名所にもなっています。
そして、多くのファンを持つ「らき☆すた」の聖地が「鷲宮神社」ですね。
行きたいと考えているファンの方は多いと思いますので、この「鷲宮神社」についてを紹介していきたいと思います。
・鷲宮神社について
鷲宮神社は埼玉県の久喜市、鷲宮1丁目に諸税する神社で、関東最古の大社であるとも言われるとても歴史のある神社なのです。
また、お酉様の本社ともされていますね。
アニメ「らき☆すた」とどのような関係があるのか、というところですが、これは単純に
このアニメの舞台になっているからです。
原作では特に固定の設定はありませんでしたが、柊家が運営する神社のモデルがアニメ版では鷲宮神社になったことから、ファンたちの聖地となりました。
痛絵馬と呼ばれる絵馬やキャラクターのコスプレをして参拝する人も増え、アニメの影響もあって参拝者や観光客は大幅に増加しています。
地元の方たちもアニメの影響があって参拝者が増えていると知り、積極的に「らき☆すた」関連のイベントなどを催したことで今では更に人気のあるスポットとなっていますね。
・実際の鷲宮神社と「らき☆すた」に登場する神社
鳥居やその手前にある建物など、かなりモデルに忠実になっているのが特徴です。
アニメ本編にもこの神社は登場しますが主題歌に合わせて登場したアングル、ちょうど画像のアングルがファンたちから人気となっています。
ファンたちの写真もよくこのアングルからのものを見かけますよね。
特に、主要キャラクターの一人である柊かがみのファンの人がコスプレをして、キャプチャーを真似るということも人気となっています。
これも主題歌に登場するキャプチャーにちなんで、ですね。
・ファンたちが押し寄せる鷲宮神社
初詣や鷲宮の土師祭などはファンの集う一大イベントとなっていますが、この各イベントにつても少し紹介していきますね。
初詣はそのまま1月1日の初詣ですが、多くのファンがコスプレで訪れたり、上でも紹介したキャラクターを描いた痛絵馬をかけたりという光景が見られます。
土師祭についてですが、こちらは千貫御輿を言われる鷲宮神社の境内に奉納されている御輿を担ぐお祭りで、9月の第一日曜日に毎年行われています。
ちなみに、「神楽」という催しも鷲宮神社にはありますが、土師祭に関しては神社が主催するお祭りではないので、この神楽は行われません。
千貫御輿というのは名前からも分かるようにとても重量のある御輿のため、人手不足となってしまい1913年の祭りを最後に担がれることはなくなっていたのですが、1983年に70年ぶりに復活、この年以降は再び毎年の行事として行われるようになりました。
そして、2008年には「らき☆すた御輿」が企画され、この年の土師祭はファンの間でも特に話題となり多くの観光客を集めましたね。
この「らき☆すた御輿」を企画したのは、1983年に千貫御輿を復活させた成田氏を中心に集まった方々だったんですよ。
また、翌年の2009年にはオリジナルの巫女キャラクターを描いた山車が登場したことでも土師祭は「らき☆すた」ファンの間のみならず話題となりましたね。
このように、鷲宮神社とアニメ「らき☆すた」にはたくさんの関わりがあります。
アニメがきっかけとなって参拝者や観光客が増え、それによってアニメもまた盛り上がり、とお互いがお互いのことを支えているんですね。